バックトルクリミッター の構造的・動き
クラッチカバ−を外して右側から見た説明になっています。 | ||
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左写真。純正のクラッチハブは一体化されています。 | ||
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クランクシャフトは右回転しています。クラッチは、それに | ||
噛合っていますので左回転になります。(黄色矢印) | ||
エンジンのパワ−やトルクを、このパ−ツがミッションを通じて | ||
リヤ・タイヤまで、すべて伝達しているのです。 | ||
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バック・トルク・リミッターのハブはそのパ−ツが2分割になっています。 | ||
クラッチ・ハブA(左)とハブB(右)を組み合わせ1つのハブとします。 | ||
(組む時には3ケ所のツメにモリブデンを塗って合わせます) | ||
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バイクを、進行方向へ加速させている際には | ||
「クラッチが開いて滑る事は、絶対にありません」 | ||
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クラッチ・ハブAとBが奥まできっちりセットされている状態です。 | ||
この状態では、普通のクラッチハブと同じです。 | ||
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通常走行している場合、特にバックトルクの機能が必要ない時には | ||
スタンダ−ドのクラッチと一緒で、なんの変化もなく走行できますが | ||
.ここからがバックトルクリミッターの良い所です。 |
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走行回転(黄矢印)以外の抵抗が掛かった場合、2分割のハブは | ||
逆の方向へ動きます。クラッチ・ハブBは反発方向(オレンジ矢印)へ | ||
引っ張られてハブAと約 1〜2mmの隙間(青矢印)ができます | ||
この時、クラッチが切れて必要以上のトルクを逃がしクランク回転と | ||
リヤタイヤとの駆動を一瞬断ち切ります。 | ||
そのためミッションにも必要以上の負担は掛かっていないのです。 | ||
又、抵抗が無くなった瞬間に、元に戻り通常の左回転に(黄色矢印) | ||
切り換ります。このハブBを戻すのにも一番最適なスプリングを | ||
ペガサスでは数種類も試作テストしました。 | ||
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逆方向へ回転させると隙間(青矢印)が写真で見えると思います。 |
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