ハイパーイグナイターを装着すると実際に「どう変わるんですか?」って、ご質問も多いですが
基本的に「インジェクション車で言えばマップを変更し、低中速域はそのままで6000rpmからを
トルクフルにして高回転を伸ばす」と言う状態です。インジェクション車は色んなパーツでマップの
書き換えが可能ですが、そうでないキャブ車はイグナイター交換でしかマップ変更ができません。

ハイパーイグナイターの特性は、6000回転からレッドゾーンまでの吹き上がりを早めています。
例えばサーキットの場合コーナー立ち上がりを含め「各ギヤ」で吹き上がる地点が早くなります
(それは区間タイムにとても重要です)。結果的にストレートにも同じ事が言えますので明らかに
トップスピードも伸びます。またトルクフルになる事で特に登り勾配での加速も一段とアップします。

ZRXの車両を使ってレースを行ってるショップさんからのご依頼も多く、幾多のショップさんでも
ご使用頂いておりますが決してレース専用パーツって言う訳ではありません。ストリートでも充分に
性能を発揮いたします。
電気系チューニングを言葉で説明するのは難しいのですが、「とても効果は大きいですよ」(^o^)丿
 

ZRX1100(全年式)〜ZRX1200(01-03) ハイパーイグナイター/モニターキット

発売以来おかげさまで、パワーアップを狙うZRXにはとても人気のハイパーイグナイターとなりました。
過去に購入された方々には大変申し訳ありませんが、ペガサスにてテスト走行していた車両の分や
同機種の中古品となるハイパーイグナイターを販売させて頂きます。(商品は完全チェック済みです)

イグナイター本体は「とある」逆車の物を流用加工しておりますが、その車種のイグナイターが
廃盤になりました。新品でのご購入は出来なくなりましたのでモニター価格のみとなります。

 モニター価格¥48,600(税込)

 ZRX1100、ZRX1200R/S(01-03年)は共通です。 
 取り付けは専用カプラを差込むだけのボルトオン!
 ※注意:2004年以降には取り付けできません。

 ■在庫切れの場合は お問い合わせ下さい。 d(^-^)

  モニター価格¥48,600 :

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■ ペガサス ハイパー・イグナイターキット ■ ストリートから完全レース仕様まで対応! ■

 ■ZRX1100/U(全年式)キット
 
変換カプラキットを純正ハーネスに挿すだけの完全ボルトオン

 配線カプラキットは当社にて1本1本製作しております。

 ZRX1100用とZRX1200(01-03)用とは同じものです。

 ZRX1200R/S(01〜03)キット
 
変換カプラキットを純正ハーネスに挿すだけの完全ボルトオン

 配
線カプラキットは当社にて1本1本製作しております。

 ZRX1100用とZRX1200(01-03)用とは同じものです。

 ZRX1200R(04〜08) ツイン・イグナイターキット

 04〜08までのツインイグナイターキットの販売は、専用カプラの
 入手が困難なため、発売を一時中止させて頂きます。m(_ _)m
 

ハイパーイグナイターの特徴。(点火時期の図の説明)
ZRX1100、ZRX1200のエンジンは基本的にZZR系統のハイパワーエンジンからの「デ・チューン」と
なっており、大きく分けて3つの部分でパワーダウンさせてあります。カムシャフトのリフトアングル、
ピストンヘッドの形状(圧縮比の変更)、そして車両の特性を決める点火タイミングです。
(細かく言えばクランクシャフトの重量なども違いますが、これも軽ければイイと言う訳ではありません)
ZRXでパワーを求めるにあたり、ほとんどの方が「カム」と「ピストン」を重要視して終わっています。
どんな仕様のエンジンであれ点火タイミングを上げてやらないとパワーアップは決して望めません。

上図の点火時期と回転数のグラフの説明
@1100純正(黒線)の場合、イグナイターの最高進角度は35度で 7,700rpmからやっと進角が始まり
8,500rpmでピークパワーを終えます。
A1200純正(青色)の場合、イグナイターの最高進角度は32.5度しかありませんが少しでも中低速を
稼ぎたかっのでしょうね、4,600rpmから進角します。
@とAの違いは、両車を乗り比べた事がある方なら判ると思いますが、1100から1200へ乗り変えると
「あれ、マイルド」って感じになると思います、それが点火時期の図なんです。
Bハイパーイグナイター(赤線)は、6,000rpmから進角を始め、ピークパワーの回転数をZRX1200の
8,000rpmから9,500rpmへ上げ、最高進角度を40度まで上げます。又、速度リミッターも解除されます。
@とAの違い以上に、Bのグラフがどう言う意味かお判りですよね。(^^;

昔、ZZR1100でフル加速した方は判るでしょうが、明らかにZZR1200よりも速く、とてつもない加速を
誇っていました。あのZZR1100が40度/6000rpmなんです(ZZR1100のイグナイターが使えれば
話は早いのですが、ZRXには使えません)。ハイパーイグナイターは、あのZZR1100感覚にとても
近い加速のイメージと思って頂ければイイと思います。
例えば、逆の例としてZZR1100にZRX純正イグナイターを装着したらどうなるでしょう?
ZZR1100のイメージとはかけ離れた「だら〜」っとした加速になる事は容易に想像できますよね。

キャブレターなども交換されている場合は特に効果的で、サーキット等では加速が変わり各ギヤの
チェンジポイントや、最高回転数も上がって各ギヤでのトップスピードの伸びも良くなります。

加速に関しての補足 : エンジン以外の制御
特にZRX1200はマイルド感を出したかったと思いますが、それはリヤスプロケットにも言えます。
ZRX1100=45T (通常加速)
ZRX1200=42T (3T違えば加速力はとてもマイルドになります)
DAEG=44T (DAEGは元々パワーがないので多少でも加速力を求めたと思われます)
ZZR1100=45T (通常加速)
ZZR1200
=44T (ZZR1100よりも1Tマイルド)
ZRX1200の場合、ペガサスでは44〜45Tのスプロケットをお勧めしております。

 

パルシング・ローター
パルシング・ローターも純正のままで「交換しません」。社外品でプラス4°くらい進角させたローターが
ありますが、1200純正の32.5度に組んでも36.5度しかなりません。ピーク時で40度の進角を求めると
7.5度の進角ローターが必要ですよね、ではなぜ7.5度の物を造らないのでしょうか、答えは簡単です。
ローターで進角させた場合、すべての回転息で進角していますのでアイドリングや低速走行などで
完全にオーバーヒートしてしまうからです。通常バイク(イグナイター)では進角が始まる回転数までは
進角は10度と低いがため長時間のアイドリングも可能ですし、低速走行も可能なんです。
それが強制的に17.5度にされれば、ライダーがどんなにZRXを労わって走ってもオーバーヒートします。
プラス4度でも、アイドリングや中低速では点火時期が早過ぎますので、当店ではお勧めしません。
(決して他メーカーに喧嘩売ってる訳ではありませんよ。ZRX好きなペガサスとしての考えです。)

 
進角何度(点火時期)の意味
何度というのは、ピストンが上がってくる前のクランク角度です。(上死点前の何度と言う表現です)
点火時期は、回転数に応じて変化させるようにイグナイターによって設定されているのが普通です。
ZRXの点火時期は一般道を走行するために合わせてありますのでスポーツ性としては「弱い」です。
 
なぜ進角を早めるのか?
それは単純に中速から高回転にかけてシャープに吹け上がらせるためです。
では何故そうなるかと言えばプラブに点火後、ガスが燃えてピストンを押し下げるまでにはタイムラグ
が発生します。回転が上がれば点火タイミングも当然早くなければ、ピストンの上下スピードについて
これません(これは4ストの話です。2ストはポートの関係で進角ではなく遅角するようになっています)
進角したタイミングで点火されたピストンは、上下運動を非常に効率よく行い、クランク回転を上げます。
しかし、進角の度数が早ければ良いと言う訳ではありません。
あまりにも早い点火タイミングではピストン速度が着いていけず異常燃焼(オーバーヒート)を起こします
 
実際の走行
6000回転から40度に進角と言うのはワインディングやサーキットでも最適な点火時期だと思います。
ペガサスではZRXレーシングマシンにも使用しています。トップスピードは勿論のこと、各ギヤでの
6000回転からの加速はハイパーバイク誌1号の特集記事を読んで頂ければ判るように凄まじいもの
としてインプレされています。そのエンジンはチューニングしてありますが、その回転域や性格(特性)
などを決定するのがスポーツ性を持たせるイグナイターの仕事です。
 
昔も今も、エンジンの3原則は「良い燃料」「適度な圧縮」「最適な点火」です。
イグナイター本体は、とある輸出用のカワサキ純正品を使用し、ZRX用に配線を造り上げた物ですので
信頼性に関してはご安心下さい。(当然ですが発売当時から現在まで壊れた事は一切ありません)

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ご不明な点は「TEL」または「メール」にて、ご遠慮なくお問い合わせ下さい
直接TEL 092-864-0928  メールはクリックしてください→メール

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番外編?
雑誌記事を少し紹介します。言い訳ではありませんが
4000rpmでの「もたつき」は試乗日が雨天と言う事。
晴天用のセッティングのままTIに持ち込みましたが
走行時間内に変更する時間がありませんでした。
詳しくはコチラから
 
雑誌により好評販売でしたスペシャル・イグナイターを
再販する事になりましたが再販に伴い準備に時間が
かかりますので順次発送の予定です。
5年前はZRX1100/1200で¥58,900でしたが近年の
部品値上げには逆らえず・・・m(_ _)m すみません。
 

 今回の価格設定には凄く悩みました・・・やっと防水の専用カプラが入手できましたが、見積書を見たら
 本当にビックリしましたよ。数字間違ってない?って何度も聞きなおしたぐらいです。配線カプラキットが
 価格の1/3以上ウエイトを占めていると言っても過言ではないかな?それが安く入手できるのであれば
 皆さんにもっと低価格でお渡し出来るのですが・・・・・・(T-T) この価格で、いっぱい・いっぱいです。
 

 

 

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