<ハイパーバイクZRX特集 No2 が発売されました>

ライダーは特に足回りに強いG-TRIBEのプロフェッサー戸田選手です

当HPをご覧の方々には先にPDFファイルでお見せ致しますが、色んな
情報満載で「保存版」です、ぜひ購入して下さい。(雑誌社の回し者ではありません)

下記写真をクリックすればPDFファイルでご覧頂けます(少し重いです)

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過去、現在ともに数多くお客さまのZRX1100/1200製作をお手伝いをさせて頂いておりますが、
全国誌等で発表するペガサス号は、毎回違ったコンセプトを持ち 「新たな方向(可能)性」を考え
新たな試みで製作し発表することは、本当に容易ではありません。(ダラダラと同じ系統なら簡単ですが)
実際、新化しているつもりで製作しても言うほど変らないって事もあります。ある程度はサーキットの
タイムで確認しますが、同じタイムでも乗り味がまったく異なる仕様にもなり、どう言った味付けを
施すのか?とても難しい作業も出てきます。「改造したら結果こうなりました」では絶対にダメです。
 
上記の乗り味とは、例えばフロントサスだけで言えば、車体の重量が160kgと180kgでは当然沈み込みが違います。
    軽い車体は少し柔らかくする。重い車体は少し硬める。結果的には同じ状態になりますが、その2台の「乗り味」は
    大きく異なります。しかしそれは其々に良い所があり、どちらが優れていると言う事ではありません。
上記の味付けとは、目的に応じその車体を使いどう仕上げるのかって意味です。180kgの車体を使ったとしても
    ちゃんと味付け(セッティング)すれば、160kgの車体よりもトラクションも掛かりやすいので乗り易くなる場合もあり
    その辺りの軽さは絶対的な有利ではありません。(180kgと220kgでは、180kgの方が良いですけど・・・笑)
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メーカー出荷時から自分好みに改造(改良)を行う場合、出荷時のバランスを崩すと言う事です
使用の目的を持って製作を行わないと、その目的に対し意味の無いパーツばかりが増えてしまい
ただ組み上がっただけの車両になってしまいます。
 
メーカーの補足。実際メーカーから出てくる車両はとても良く出来ています。自己流の根拠で出荷車両にケチを
    つける方々が居ますが(笑)、ペガサスでは純正車両を、よ〜く観察し、よ〜く考えます。(-_-)う〜ん・・・
    (ZRX1100の○年式からリヤホイルのセンターがオフセットされているのも良い例ですよね)
    「何んでこうなってる?」それには意味がある筈です。そこからすべてが始まると言っても過言ではありません。
    やはり、雑誌に書かれているようにウチはマニアックなのでしょうか?(笑)
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ペガサスでは車両を製作する際には毎回そうですが「造る目的」と「走りのレベル」を考え合わせ
そのレベルから少し余裕を持たせるようにしています。それはストリートでもサーキットでも同じ事
です。レースでのタイムは重要ですが、そのタイムで走れるマシンに対し、いかに安全マージンを
造りだせるのか?の方がもっと重要なんです。 特に公道仕様のマージンは多く必要ですね。
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ZRX1100(97)をサーキットで走らせ、数年かかってレプリカ勢の中でも連勝できるまでになった
後方排気バージョンの完全レース仕様。 エンジンよりも車体のすべてにとてつもない時間を要しま
したが、ZRXのほとんどの事が把握できたマシンでした。エンジンと言えばバックトルクリミッター!
護るのではなく、攻めるための「バックトルクリミッターキット」を当時からテスト開発していました。
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そのレース仕様に近いマシンを公道で走らせたらどうなるか? の、黄色☆仕様は、やはり
公道ではジャジャ馬すぎました。低速はありませんが、中速から上はいきなりウイリーするか
ホイルスピンを起こします。公道ではアクセルを開け難く使用するタイヤ選択には慎重でした。
パワーもありバックトルクリミッターがないと、とても公道では乗れませんね。(これは護りに重要)
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そして今回製作したのは、新しい感覚の大人仕様です。有余るパワーを持ちながら 公道を
低速からでも普通に乗れてしまい、ここって時には怖いくらいの加速で引っ引っ張れる!
パワーを「使う」「使わない」はライダーの勝手であり、いざって時の隠し玉みたいなもんです(笑)。
改造車によくあるドッカンパワーではなくて、さもメーカーから発売されているような純正イメージで
製作してみました。 簡単に言えば 「メーカー発売のZRX1200R-170PS仕様」って事ですね。
カスタムに正解と言うのは無く、個々の好みや価値観で違ってきますが、ことストリート仕様と
言う意味では、このZRXは一つの答えと言えると思います。
 
2009年からはインジェクション採用のDAEGとなり、とても乗り易いとの評判です。
どこをどんな風にして乗り易くさせているのかなどは、すでに熟知しているつもりですが
カスタムという観点から言えば、それをある程度壊さなくてはなりません。では壊すのであれば
どこまで壊すのか?少しでも多く乗り易さを残し吊り合いのとれたバランスを造るのが、非常に
難しいのです。更には充分な安全性も確保しなくてはなりません。
ペガサスでは基本的に「ぶっ飛んで」いくようなDAEGは必要ないと考えております。
どれだけ良いトコを残せるのか?よ〜く考えてからの発表となります。「お楽しみに」ヾ(^-^)

 

 

 

 

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